たた

アラジンのたたのレビュー・感想・評価

アラジン(1992年製作の映画)
4.8
ジーニーをよくあんなにも、変幻自在のハイテンションキャラに設定したもんだなあ。
そしてそれを演じることが出来る、ロビン、山ちゃん。素晴らしいとしか言えません。
あれだけ強烈なキャラがいながら、他のキャラがまったく喰われることなく立ってる。声優さんもほぼ完璧。

じゅうたんの角についてるホウキみたいなやつの名称が分からないんですが(誰か教えて)、
その、角についてるホウキみたいなやつの動かし方や、全体の波打ち方だとか、
じゅうたんには表情も声もないのに、気持ちが伝わってくる、何かを言いたいんだなって分かる。命ない物に命を吹き込むっていうアニメーション本来の意味を認識させてくれるキャラで、相当な技術とセンスがないとああはならないと思うのです。
じゅうたんの豪華な模様を省略することなく波打たせられるのはCGのいいところで、フルCGじゃないからこそCGの良さが分かるし、使いどころの上手さに感心させられたりします。
これくらいの、セルとCG の組み合わせ具合が好きだなあ。
たた

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