ユウサク

恋のためらい/フランキーとジョニーのユウサクのレビュー・感想・評価

1.9
変態の大学教授に水ぶっかけるシーンは良かった。あとはミシェル・ファイファー。ミシェル・ファイファーはそこにいるだけで良い。

とにかくアル・パチーノのやり口がキモ過ぎ。勝手に人の気持ちを決めつけて、勝手に自分の気持ちを押しつけて、とことん有害な男。べらべらべらべら中身のあるのかないのかわからないことをゴタゴタと抜かす様は洗脳っぽくもある。「身体を見たい」って言うのもキモいし「嫌だ」と言われたら引き下がれ。このシーンを入れた製作陣も気色が悪い。「わたしは一人でテレビを見ながらアイスを食べたいの!!!!!!!!!!!」←これで終了よ。エンドロール。さようなら。なのにダラダラダラダラ説教こきやがってボケナスが。しかもあんな個人的なこと話してもらっといて第一声が「俺は殴らない」じゃないだろ、バカ。どれだけ自分のことしか頭にないんだ。製作陣もミシェル・ファイファーのセリフとして同じ趣旨のことを言わせてるのになんでこんな結末になるの?そんなの些末なことだとも思ってんのか?タコ。あんなタイミングでドビュッシー流しても脚本のアラをごまかすためとしか思えません。最初と最後だけ「ニューヨークという”街”を描きました」みたいなショット挟んでくるのも鼻白む。ダメダメですね。

二人の歳の差もキモいがこれはこの頃の映画界全体の問題だと思う。不自然なまでに女性の方が若い。あと「女性は機械に弱い」も酷い。そもそも過剰に感情的に描いてる時点で無理。

向かいのDV被害者とミシェル・ファイファーの一瞬の交流は良かったし友人がマジカルゲイっぽいけどこの時代にしてはそんなにステレオタイプな感じでもないかな〜と思う。
ユウサク

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