LEE

ARAHAN アラハンのLEEのレビュー・感想・評価

ARAHAN アラハン(2004年製作の映画)
3.8
韓国アクション映画を牽引するリュスンワンとチョンドゥホンのコンビの一作
色々と楽しい作品だった


正直ストーリーは(アクションもだけど)武侠映画や少林サッカーっぽくて目新しさはそこまでない
ラストなんてほぼ少林サッカーと同じ終わり方だけど、そんなことはそこまで問題ではない(それだけ安定した面白さつてことだから
個人的にう〜んと思ったのは主人公のキャラで特に前半武術をやるモチベーションがあるようには全く見えないのにサボることなく修行してるし、彼がヤクザに絡まれた時反撃した件についての反省もなく残念
あとこれも前半だがとにかくイライラする言動が多いのもマイナスポイント(劇団ひとりの吹き替えがそれに拍車をかける笑
あと師匠が一人を除きキャラが薄かった感があり、それも残念。敵のキャラは野望も彼の信念もあり魅力的だったんだけども
それと武術がどう見ても中国武術なので(細かく見たら違うのかもしれないけど)、韓国ならではのオリジナリティが欲しかった(テコンドーとかね


アクションはそんな訳で当時の流行であるワイヤーを存分に活かしたものになっているんだけど、そこで終わらないのがいいところ
ワイヤーは多用しているんだけど、基本的には地に足をつけたバトルを展開してくれているので中々見応えがある
韓国映画のアクションと言ったら痛い地味なものが多いと思う人もいるだろうけど、こんなにもエンタメ性に富んだアクションも撮れるんだなという幅の広さに感動した


なんだかんだで楽しかった一本
アクション好きなら是非
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