りる

項羽と劉邦/その愛と興亡のりるのレビュー・感想・評価

項羽と劉邦/その愛と興亡(1994年製作の映画)
4.8
項羽と劉邦の映画、小説は沢山ありますがこの作品は珍しい項羽目線のお話。歴史物なので、結局のところ何が真実で何が真実ではないのかは自分にはわからない。でも1つの物語としては凄く興味がでたし、面白かった。
項羽の純愛、地位や戦局よりも愛する人を選ぶ決断は将としては間違っているが、その間違いが魅力的すぎる。今まで読んだ小説では、項羽は武力バカの脳筋武将とばかり描かれていたのでこーいった新しい見方をできる作品は個人的かなり嬉しかった。

また呂太后役のコンリーが悪女っぷりがハマりまくって劉邦を完全に喰ってたところも評価。

歴史ものって結構ダレてしまうがこの作品は長所も短所も全て良い方向になったと思います。
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