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武蔵野夫人のJBLのレビュー・感想・評価

武蔵野夫人(1951年製作の映画)
4.0
東宝作品で大映の溝口健二作品。
主演は松竹の田中絹代。

浮ついた気持ちで不倫しようとして悲惨な最後を迎える悲劇作。

田中絹代は悲劇のヒロインを演じさせると右に出る者はいないと思える風貌と演技がしびれる。

武蔵野が戦後間もない時代は建物が全くない田舎な事に驚かされたが、それ以上に風景が美しい。

ただ、いつも本拠地の大映で撮る溝口健二作品はもっと色気があり情緒があるが今作はその魅力が薄い。
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