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アレクサンドル・ネフスキーのkayupanのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

エイゼンシュテイン監督。ノヴゴロド公国の公が攻め入るドイツ騎士団に対し、チュド湖の氷上で返り討ちにあわせる。最も印象に残るのは、やはり戦闘シーンだが、人数が極端に多い。のちの戦争映画の手本になったようだ。また、死者が蘇る、あるいは死んでいないように見せる描写があり、生死の境が曖昧になっているのが目を引く。宗教的な感覚なのか、プロパガンダ的誘導なのかわからないが、第二次世界大戦中の独ソ緊張関係があったことを踏まえると、勇敢な死を讃えるプロパガンダの意味合いが強いと考えるのが筋だろう。『戦艦ポチョムキン』のオデッサの階段シーンとあわせて見ると、エイゼンシュテインの合成や間などの映像効果の独特さがわかる。
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