さわだにわか

殺人魔の魂のさわだにわかのレビュー・感想・評価

殺人魔の魂(1933年製作の映画)
3.6
なにこれ!怪しいインチキ霊界通信マシーンにゴキブリが友達の覗き魔ババァ、怪力の死刑囚をパーソナリティ憑依とかいう怪奇持説の実験台にしようとする刑務所長(なの?)、ディゾルブと多重露光を使い倒す安易な演出も風雨が吹き荒れ稲光がよくわからない行動をノンストップで取り続ける怪人物の顔を照らす異空間ではある種異様な効果を上げる!

首吊り死体の影が客船の船体に踊ったかも思えば次のシーンは雑誌のビーチ観光広告、そこにオーバーラップする主人公カップルの顔。幽霊っていうか幽霊パーソナリティはどうした?大した予算も無い中でさっさと撮った映画特有の怪しさに満ちたホラー映画だ…。
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