おくちん

ワールド・オブ・ライズのおくちんのレビュー・感想・評価

ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)
3.7
リドリースコット、さすがって感じの計算された作品です。ディカプリオもラッセルクローもすごい!この作品が作られた頃は9.11の影響が色濃く、イスラム教徒への風当たりが強かったように思います。今もあるかもしれません。個人より国の面子に躍起になって、テロリズムも戦争も暴力で解決しようとする世の中に希望はない。フェリスが現地の女性に本気で惚れていたのが救いに思いました。誰もヒーローになんてならなくて良い。ザワザワしている昨今だからこそ、エンタメで済まないリアルさが怖いと思いました。