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ハバナの男
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『ハバナの男』に投稿された感想・評価

寓話とリアル志向、能天気と緊迫の間でグラグラ揺れていたような映画。
ド有名な「第三の男」の監督と脚本コンビによる、革命の少し前のキューバを舞台にしたスパイ映画。
自分はその「第三の男」を未見だけど、間違いなくそっちよりは軽めの作品だなってところが多い。
(革命以前の南米(しかし米国の傀儡でもある)って感じの大らかさが全体に漂っていた)。

主人公がスパイ活動に加担する動機が不純(金目当て)で、仕事に対してもそこまで誠実ではない。
でも主人公が蒔いた種のような感じのとばっちりで人が死んだり、自身も命を狙われたりしたもんだから、この小市民が最終的には腹を括る(それでもビシッと決まってはいないけど)。
そして多分、あらゆることを承知の上で最後にあの行動をとるセグラは、嘘の機密文書にワチャワチャする本国のお偉方よりも数枚上手だったのだろう(主人公の娘にガチ惚れして現抜かしてたのは滑稽だったが、他のキャラの方が数段滑稽なので結果セーフ)。

かなり毒の効いたコメディだけど、噛み締めるには何回か観る必要があるタイプの映画ですな。
lemmon

lemmonの感想・評価

4.0
面白い😆。


異国ハバナで電化製品店を営むイギリス人父娘。ある日、出会った英国紳士から諜報員としてスカウトされた父。一人娘のため高額な報酬を得ようと引き受けたが、何をしていいかわからない。困った父は架空の部下、架空の情報を報告していくことにするが、、、。


アレックギネスのもつフワフワした雰囲気がマッチ。本人は至って真剣。それがまた可笑しい。
それにしても物語が良い。
スパイとして報酬を得続けるため、後先考えもせず、楽しいアイディアで情報を流し続ける。自身の情報源となる部下のスパイも適当に実在の近辺の人たちを選出。
いつの間にか英国では敏腕諜報員に🤣。


そこから思いもよらぬ(いや、しゃーない😅)陰謀に巻き込まれていく。
(まあ、巻き込まれた人たち可哀想だけど😖。)


バールアイヴス、モーリンオハラ、アーニーコヴァックス、ジョーモロウ、ノエルカワードにラルフリチャードソン😆。
ありがたや、スタア達。

監督の冴え渡るショットにもテンションアップ⤴️。
楽しかった!!


※この前に見た「スイングステート」は、本作のように真剣に描いてみると楽しかったかも🤔。
「第三の男」から11年後に作られた同じくグレアム・グリーン原作のキャロル・リード監督作品
今までソフト化もされなかったくらいなので一般的な評価は低いのかもしれないが、いやいやとても味があって面白い

舞台はキューバ革命前、アメリカからの援助を受けながら独裁体制を敷いていたバティスタ政権下の首都ハバナ。いかにも英国紳士然とした男(ノエル・カワード)が、現地で掃除機販売代理店を営む英移民のワーモルド(アレック・ギネス)のもとを訪ね、突然英國諜報部の「ハバナの男」としてスパイになるようスカウトしてきたところから物語は始まる…

(以下、途中までネタバレ気味)
ワーモルドは男で一人で育てた美貌の一人娘(ジョー・モロー)に滅法甘く、娘の将来のため高額の報酬に目が眩んでスパイを引き受ける。しかし、単なる一般人のワーモルドに本国に流せる情報などなく調子に乗って架空の情報をどんどん流していたところ英国首相まで巻き込む騒動となる。本国から有能な美人秘書(モーリン・オハラ)が送られてきても適当なことを言ってその場をしのごうとするが、そのうち、警察に目をつけられるわ、敵側のスパイと抗争になるわ、とシャレにならない状況に…

いわゆるシチュエーションコメディなのだが、名優アレック・ギネスが飄々と演じる主人公はちょっととぼけた感じがあってとても魅力的
後半、ある理由から、主人公が、娘にベタ惚れの警察署長(アーニー・コバックス)とウイスキーのミニボトルを駒に例えたチェスをする場面があるのだがそこはなかなかの名場面だと思う
ついでにアバンタイトルも素敵

もちろん監督お得意の斜めの構図や白黒の印影も山盛り

レンタルに回るようなことがあれば是非

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