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雨の午後の降霊祭のmat9215のレビュー・感想・評価

雨の午後の降霊祭(1964年製作の映画)
3.0
暗い屋内と曇った屋外で展開される1960年代英国サスペンス。少女を誘拐する際にショーファードリブンのロールスロイスから、しょぼいサイドカーに乗り換えるギャップに萌える。皮の帽子とゴーグルを付けたり、白衣をまとったりするリチャード・アッテンボローは気弱にして、かつ、ちょっと変態感があり、翌年の『バニー・レークは行方不明』(オットー・プレミンジャー)では変態感の方が炸裂する。キム・スタンレーが精神を病んでいることが次第に明らかになるプロセスがスリリング。
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