AB型の末っ子

ロッキー・ホラー・ショーのAB型の末っ子のレビュー・感想・評価

ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)
3.9
ハロウィン・イブには、何か特別なものを観たかったので、観よう観ようと思いながらなかなか手の出なかった、「ロッキー・ホラー・ショー」を鑑賞。

どこで聞いたかは覚えてないけど何かの特集で、「変態な映画」のイメージを植えつけられていたのですが、本当に変態な映画ww

私の好きなオカルト映画「アタック・オブ・ザ・キラー・トマト」が1978年で、今作は1975年。
「キラー・トマト」の予算は9~10万ドル、今作は140万ドル。「キラー・トマト」より14倍は多い予算ですが、それでもB級の部類に入る今作。「キラー・トマト」より前にこれだけぶっ飛んだ映画が存在していたことに驚きw

そして、「キラー・トマト」との共通点でもあるのがミュージカルである点。
しかし、今作の出演者たちの歌唱力は、「キラー・トマト」とは桁違いww
オープニングのつかみから理解不能…w
そしてオープニング後のブラッドとジャネットのデュエットも歌唱力で言えば良い方だけど、歌詞がバカ丸出し…ww

ドクターの両性的な声は、本当に圧巻…。
ティム・カリーのクセの強すぎる演技と歌唱。
これは病みつきになるw
フランケン・フルターもおかしいけど、あくまでも自分が主役で居たいために、エディやロッキーを捨ててしまう辺りが、サイコな面も作り出してて良かった。

ただ、話の展開が本当に意味不明すぎて…w
個人的には、「キラー・トマト」の方が好きですかね…ww

ジャネットとブラッドは、何だかんだ雰囲気に流されてしまって、楽しんじゃってるのが面白かったw
部屋で寝てる時、フランケンに襲われた2人の反応が全く同じなのも良かったw

お気に入りはコロンビアw
最初の方のダンスシーンが大好き!
パジャマ姿も可愛らしくて良い。

ホラー映画としての要素はほぼ無いけど、B級映画の中ではトップレベルで怪作!
ハロウィン・シーズンにはぴったり(?)の一本でしたw

ちなみに、ハロウィンの夜はティム・バートンの「ビートルジュース」の予定です!!
余裕があれば「コープスブライド」も観たいです!

それでは、ハッピーハロウィン!!