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新宿マッドのROYのレビュー・感想・評価

新宿マッド(1970年製作の映画)
3.8
初「下北沢トリウッド」での鑑賞

『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』上映記念!<若松孝二監督ミニ特集 トリウッドセレクション>

「俺が死んでも映画は残る。映画に時効はない。」-若松孝二

◼︎動機
フード・ブレインが音楽を務めているのと、単純に若松孝二の過去作が気になった。前からずっと観たかった。

◼︎INTRODUCTION
「お前たちの方が犬だ! 」
「明治維新も新撰組ももうたくさんだ! 」
「なんのための革命だ! 」

若松孝二が愛した街、新宿と若者たちの青春を鋭く描いた傑作。アングラ、フーテン、ヒッピー、サイケ、シンナー、セックス、ゲリラ・・・・政治、風俗、芸術がカオス状に沸騰していた街、新宿。その街を舞台に炎上する革命者と生活者の衝突の行方とは

脚本は異端の映画作家、足立正生(出口出名義)、音楽は伝説のロックバンド「フード・ブレイン」(つのだひろ、陳しんき、石川恵、柳田ひろ)が担当。

劇場公開タイトル「新宿フーテン娘 乱行パーティー」

◼︎STORY
アングラ劇団の十郎が突然何者かに襲われ殺された。十郎の父親が息子の死の真相を追うために九州から上京してくる。警察はまったくあてにならないため、父親は独自に犯人捜しを行う中で「新宿マッド」が息子を殺したという情報を得る。遂に父親は真犯人と直接対峙するが・・・。

◼︎小言
客は私ともう2人いた

神保町「矢口書店」の外側に本作DVDが売ってあった。確か3000円くらいで。

渋谷TSUTAYAに『赤軍-PFLP世界戦争宣言』のDVDがあって、なんか恐怖感を覚えたのを思い出した。

Food Brain『Social Gathering(晩餐)』は名盤ですよね。Shinki ChenのS/Tアルバムも。
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