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大列車強盗のHKのレビュー・感想・評価

大列車強盗(1978年製作の映画)
3.4
邦題同名タイトル3本立て『大列車強盗』の3本目。
今回は西部劇ではありません。
アメリカ映画ですが、舞台は1800年代後期の英ビクトリア朝時代のロンドン。
原題は“The fast Great Train Robbery”(最初の大列車強盗)

『ジュラシック・パーク』の原作者で、本人も『ウエスト・ワールド』や『コーマ』などを監督したマイケル・クライトンが自らの小説を脚本・監督した作品です。
厳重に護送される金塊1,200ポンドを走っている列車から気づかれずに強奪したという、大胆ながらも実際に起こった事件がモデルとか。

強盗メンバーはショーン・コネリー、ドナルド・サザーランドの曲者2人に、紅一点は『ハノーバー・ストリート』『ピンク・パンサー3』のレスリー=アン・ダウン
強盗といってもこちらは力ずくではなく、ジャケ写を見てもわかるように一見シルクハットのスタイリッシュな英国紳士たちによる綿密な計画を立てた上での非暴力的強盗。

コネリーは頭の切れる計画の首謀者、サザーランドはスリの名手でコメディ・リリーフ、アン・ダウンはコネリーの情婦でお偉いさんのたらし込み担当といったところ。
まあそこそこは楽しめましたが、いまひとつパンチには欠けます。
初見でしたが、印象が弱いため観た記憶は長く続かないでしょう。
音楽は『コーマ』以降クライトンと3作組んでるジェリー・ゴールドスミス。
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