湯っ子

マンハッタンの湯っ子のネタバレレビュー・内容・結末

マンハッタン(1979年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

オープニングの「ラプソディ・イン・ブルー」とマンハッタンの街並みがやっぱり素敵でずっと憧れ。
でも、42歳のアレンが17歳の女の子と恋人同志って!
現在のアレンと妻スン・イー(以前恋人だったミア・ファローの養女)の年齢差そのままじゃんか。
私の勝手な想像だけど…この頃、すでにアレンはスン・イーと付き合ってて、彼女に対するラブレターとしてこの映画を作ってたりなんかして。
主人公アイザックは、17歳のトレイシーに、
「君はまだ子供だ。もっといい男があらわれる、僕1人に溺れちゃだめ」
とか言いつつ、外で魅力的な女性に出会えばそちらへ行き、その女性に振られればまたトレイシーの元へ戻る。
これ私生活そのまんまなんじゃないの?としか思えなくなってしまった。トレイシー役の女優さん、スン・イーと少し似てるし、輪郭とか。
ラスト、ヨリを戻そうとして再び愛を告白するアイザック。彼女のロンドン行きを止めようとする。私はトレイシーに、「捨てろ!振ってしまえ、こんな図々しい不誠実な男は!さあ早く!」と思って観ていたのだが、彼女はなんだか許しちゃう雰囲気。
え〜っ、て納得いかなかったけど、スン・イーへのメッセージが込められているのかもと考えると、妙に納得したりして。
いつものウディ・アレン的雰囲気を楽しんだが、それ以上に彼の私生活へのヤジウマ的興味が勝る鑑賞となりました。

関係ないけど、ダイアン・キートンて、原日出子に似てるよね。
湯っ子

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