森の中の社殿で、9人の若侍たちが密談していた。次席家老の汚職を城代家老・睦田に告げるも相手にされず、ただし大目付・菊井の賛同を得られたらしい。しかし、突如現れた浪人が「菊井こそが黒幕だ」と…
>>続きを読む弘化元年。明石藩の江戸家老・間宮が、将軍・家慶の弟であり藩主の斉韶の暴君ぶりを訴えて、老中・土井の門前で割腹し、果てた。土井は非常手段として御目付役・島田に斉韶暗殺を命じる。新左衛門は11…
>>続きを読む2人の親分が対立する宿場町に、浪人者が現れた。一方の親分・清兵衛に自分を用心棒として雇うよう持ちかけ、敵方・丑寅の子分を瞬時に切り捨ててみせる。だが、清兵衛の謀略を知った浪人は用心棒を辞退…
>>続きを読む元禄14年3月14日。江戸城・柳の間にて赤穂城主・浅野内匠頭による刃傷事件が起こる。それは権勢を守ろうとする色部たちの策略だった。赤穂藩取り潰しという沙汰に騒然となる中、浅野の家臣・大石内…
>>続きを読む戦国の世は終わり、平和が訪れたかのようにみえた江戸時代初頭、徳川の治世。しかし、その下では大名の御家取り潰しが相次ぎ、仕事も家もなくし生活に困った浪人たちの間で【狂言切腹】が流行。それは裕…
>>続きを読む越前福井藩きっての臆病者といわれている若侍双子六兵衛が突如、誰も引き受け手のいない「上意討」を買って出た。相手は藩主が可愛がっていた加納平兵衛を意趣あって斬り、退藩した藩のお抱え武芸者仁藤…
>>続きを読む旅の浪人、柴左近は、代官松下宇左衛門支配下の村で騒動に出遭う。凶作と重税に苦しむ農民が代官の娘を人質にして水車小屋にたて篭り、年貢の軽減を訴え出たのだ。持ち前の侠気から農民に加担する柴。悪…
>>続きを読む神道無双流の達人・三沢伊兵衛は、藩主の側室になるよう強要された家老の娘・妙を連れて脱藩出奔する。ある宿場町の旅籠に妙を匿い、伊兵衛は木賃宿に潜むが、関所を抜けるためには十両の賄賂が必要だっ…
>>続きを読む