Yuna

ソフィーの選択のYunaのネタバレレビュー・内容・結末

ソフィーの選択(1982年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

最近認知症に関する本をいくつか読んでて、ある本に「理性と感情は別物である」ことの具体例でこの映画が挙げられてたから観てみたくなった ソフィーにとっていちばん重い決断だったと思われる、"息子と娘どっち助ける?" こんなの理性だけではどうしようもないよね、自分の中で答えを出すには少なからず感情が動くはずだよねという… 結果息子を選ぶわけですが、娘をいらないと思ってたわけでもないだろうし選択のポイントはどこだったんだろう、、わたしには分からなかった 明らかにソフィーがどちらかの子を贔屓している描写はなかった でも人間には感情があって、その一瞬の揺れで物事を判断する 脳の仕組みとか、なんで認知症患者がこっちをイライラさせる行動するかとか、理屈では分かっててもそれだけではだめで、介護する側とされる側が何を思ってるかをちゃんと知って助けれるようになりたい

アウシュビッツが悲惨だというのはそれはそう知ってたけど、、あまりにも悲惨、、腕には番号が残ったままで、リストカットの跡もあって、それを見るたびに苦しい記憶がよみがえりそう "収容所で自殺しようと思ったの?""違う、出たあと"の会話にウワって思った 
それからメリル・ストリープの演技にひきこまれた 楽しげなとき、泣いてるとき、「あなたを信じらないの」と辛そうなとき、自分の過去を話すとき、ネイサンとの共依存関係などなどコロコロ変わる表情 すごいなあ
Yuna

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