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名探偵コナン 時計じかけの摩天楼の襟のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

アヴァンの殺人事件から、コナンくん大活躍の爆弾事件3連発、大本命ビル爆破予告ととにかくノンストップ
これが平成を代表する名探偵の映画か…

ひとつひとつの推理が最近の映画よりもしっかりしてて見応えがある
登場人物も限られていてその分ストーリーに集中できるの、大きい

白鳥警部初登場っぽい
哀ちゃんもいないし、高木もいないし、安室も赤井もいないし、コナンくんがよりひとりでみんなを守ってる構図が際立つ

青山原画すぐ分かる、この頃から映画の決め絵描いて積極的に関わってるの凄いな

伏線がわかりやすいから、途中からなんだこれかぁと思っていると、
最後の最後、赤い糸という蘭ちゃんが1回しか言っていない映画のタイトルの伏線回収という胸きゅん大伏線にやられる。
それまでの小さな伏線達が全てブラフだったことに気が付かないんだよな、
なぜならノンストップだから

蘭ちゃんが全編を通して可愛い女の子で大好き
みんな新一を立派な探偵として扱っている中、蘭ちゃんだけが新一を好きな男の子として見ていて、新一も蘭ちゃんの前では恋する男の子なのが最高にキュンとくる
「死ぬ時は一緒」って既に1作目でプロポーズかましてて泣いた

犯人がシンメトリーじゃない自分の作品が許せない、責任を取るために破壊しているという設定、かなりモリアーティに寄せていて良かった。
やはりそういう狂った犯行動機が1番グッとくるし、推理モノに出てくる中ではピカイチでカッコいい
映画にふさわしい犯人

新一の動きやセリフ、細かいところに彼らしさが見えて、
オリジナルだからこそ丁寧に原作の彼をなぞるように作られていることが伝わってきた
あまりに粋な映画
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