ルーク大佐

名探偵コナン 時計じかけの摩天楼のルーク大佐のレビュー・感想・評価

3.6
サブスクで劇場版名探偵コナン制覇を目指し、最後に見たのが映画化初作品の本作だ。すべてを見終えてから1作目をみると、いろいろ味わい深い面があるかと思い、最後にとっておいた。

映画に限らず、クリエイターの初作品にはその人物の能力やスキルのひな型やポテンシャルが見えてくるからね。

その意味において、本作は後の名品につながる多くのフックやパターンが垣間見れた。新一と蘭の恋模様の描き方やオチでホロっとさせる展開、そして犯人が抱く心の闇。それと遠慮のない爆発。

最初に本作を見ちゃうと、若干の古さがあるため、コナン初心者の心をわしづかみにするのは難しいかもしれない。4ポイント台の作品は他にいくつもあるから。

国民的アニメの完全制覇は十二分に楽しめたし、日本のアニメの底力を痛感した。コナンシリーズは実にハートウォーミングなストーリーだ。
辛酸を舐めた大人こそ、十分味わってほしいと感じた。
ルーク大佐

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