このレビューはネタバレを含みます
●友達に誘われたから観てきた映画。渋谷の単館系。しかし、渋谷は行くたびにずっと工事中だよね…サグラダファミリアみたい…
●う〜ん、とにかく救いようのないワンダの運命が見ていられなかったなあ…全部ダメ…
バーバラ・ローデン監督・脚本・主演のデビュー作にして遺作となった『ワンダ』。70年代アメリカインディペンデント映画の道筋を開いたと言われている作品。
1970年ヴェネツィア国際映画祭最優秀外国映画賞…
"ワンダ" を観た。
まず最初に出た感想が、これほどまでに "女性性" に肉薄し男性目線の脚色をせずに堂々と描き切った・演じ切った作品があったのかと言う事。限りなく自堕落で、当時のアメリカ社会の底辺…
離婚して金も無くなりワンナイトを繰り返し犯罪者に巻き込まれるお話。仕事が遅くて仕事を貰えなかったり、車を運転中に横向いてクラクション鳴らされたり、ハンバーガー注文間違えたり、たぶん発達障害系あるある…
>>続きを読むアメリカ資本主義による人々の断絶
女性をモノのように扱う男たち
それに頼らざるを得ない女たち
ロードムービーの形を取りながら、アメリカ低所得者層のやるせなさ、空虚感を低予算ならではのザラザラとした手…
ヒロインのワンダは明らかに重度のアスペルガーだと思う。
当時は研究が進んでおらず、発達障害という概念は極一部の研究者にしか認知されていなかったが、大昔から発達障害者は今と変わらず大勢いて、監督はそ…
(C)1970 FOUNDATION FOR FILMMAKERS