私は観たコトは無いのですが、製作年を同じくする名作『怪人マブゼ博士』に倣った（乗っかった）邦題かと思われます。原題は『The Sphinx（スフィンクス）』で、コレは謎の連続殺人事件の犯人に作中でマスコミが付けた綽名…てなコトでジャンルとしては（古の）サスペンス・スリラーみたいなヤツっす。そもそも「ブリーム」博士じゃなくて「ブリーン（Breen）」ですし、博士でもなくて財界の著名人…というテキトー極まりないタイトリングでもあります（何故にブリーンじゃあダメなんすかね？）。プラス、サスペンスとしても完全にトリック一発勝負！なヤツでしかねーので、63分の作品ですが（ラストまでは）かな～り間延びしててごく退屈…でもありました⇒トリックも、マジメに考えて幾つか候補を出しといたら80%位の確率で当てちゃうかな…みたいなレベルなので、そんな風にマジメに観るのはそもそもあまりオススメ出来ないヤツですかね。

一点ダケ、時期的にも同時代ものである『怪人マブゼ博士』とか『魔人ドラキュラ』みたいな風情で、肝心の怪人・ブリーンさんに関してはライオネル・アトウィルというイイ感じにダンディなおじさんが一癖有るそこそこの雰囲気を醸し出して呉れてるので、ソコを見逃すワケにはいかない…（つーかソコ位しか観るトコない…）という様にも思われます。ご注意あれ。

特に怪人でも怪奇でもありません。

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