豊臣秀次が謀反の疑いで自害した。家臣であった主人公の富田蔵人高定は、後を追って切腹せよと親族から強く促される。
高定自身で期日を定めて、切腹する旨を告知する。
切腹の当日、見物人も多く集まる中、客…
たしかに反時代劇として滅法おもしろいし、そうしたリベラリズムの実践が挫折する「不覚」な結末まで用意されているのだから、やはり滅法おもしろい。
洗濯をする女性たちの背後へ続くなだらかな山肌の向こうに、…
アンチ武士道時代劇のひとつだが、やたらゴージャス。
大友柳太朗の快男児、やりすぎて怪物か何かに見える。
姫カットの淡島千景がかわいすぎた。
秀吉と家康を演じるのは東野英治郎と小沢栄太郎。
狒々同士…
淡島千景は、密告者だったってことでOK?そこだけ謎が解けない…。
ちょい役だけれども、千恵蔵との場面が強烈に頭に残るし、話の要所要所で千恵蔵が差し挟まることで、この物語がしっかり時代の大河へと連関…
左近の気持ちが最後までわからない主人公を大友柳太朗さんが演じる。
女は男をあきらめ、男はいくさをあきらめられない。女の意地と男の意地を上手く描いた作品。
腹を切れなかった主人公は、腹を切った女の前…
傑作。秀吉の妾たちが十把一絡げに斬首される光景を最初に置いて、侍の大仰な切腹の対比させている。屋敷の構造をうまく使って複数の部屋の動きを同時に捉えるカメラがうまい。横移動が気持ちいい。
豊臣秀次が…
内田吐夢監督らしいカラーとショットの数々。
豪快なキャラクターの大友柳太朗。女の気も知らずに終始大口開けて陽気に笑う。
秀吉を東野英治郎が、家康を小沢栄太郎が演じていて面白い。
何より工作する淡島千…
あまりにも苛烈で言葉にならない。花園ひろみに一切食指が動かない点を除けばケチの付けようがないはず。結局こういう挽歌みたいなお話に弱い。切腹に至るまでの哀愁がたまらなく良かった。天下分け目の蚊帳の外に…
>>続きを読む2020/8/23
大友柳太朗演じる富田蔵人高定がとにかく豪快で、妙な親しみやすさと愛嬌がある。特に、公衆の面前での自身の切腹前に、浴びるように酒を呑み、ご機嫌に笑って寝てしまう姿が面白い。が、お家…