寺山修司『田園に死す』(74年)に登場するサーカスのビジュアルをエロ・グロ・ナンセンス路線で膨らませたような作品であり、どことなくATGっぽい雰囲気を漂わせる。調べてないから知らんすけど、ATG製作って言われたら信じそう。
まあ、デザインの衝撃度に比べてアニメーションはそれほどでもないのがチョット、、。リミテッド作画の無難な範疇におさまっている感じ。優先的に動きをもたせようとする箇所のチョイスが深夜アニメっぽいすな。舞い落ちる花びらとか、風に揺れる女の子の髪とか。
犬踏み潰すシーンや人体爆発シーンにリソースかけてるのわかるけど、そういうところで推したい作品ではないから、やはり映倫コードを突き抜けたデザイン性、封印されつつあるカルト性がこの映画の魅力ってことになりますか。