何だかとてつもない作品に出会いました。
今まで見たことの無いエログロで怪奇性に溢れ、終始不気味な雰囲気が漂っていて怖い夢を見てるかのような気分になります。
ですがこの映画の人間の欲望や不安、恐怖の描き方が素晴らしい。古い絵だからこそできる表現なんだと思います。
それと、とにかくみどりが救われないですね。最初から不幸が続き、見世物小屋の変人達と苦痛な日々を過ごして最後も勘違いしたまま終わってしまうのが何とも胸くそ悪いです。
ですがこの作品を見れて良かったと思えました。決して良い気分にはなれない映画ですが表現しづらい魅力がこの映画にはあります。