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25時のlemmonのレビュー・感想・評価

25時(1967年製作の映画)
4.6
参った、、、
「ひまわり」観たくなったなあ。

戦争が生み出した悲劇を描いた作品は多い。
それだけのインパクトある仕方のない題材。


本作は肝になる場面は敢えて見せていない。
ただ、想像できてしまう。
想いを馳せて痛烈な心の痛みとなり胸が締め付けられる。
例えば、どんな想いでサインをしたのか、どんな体罰を受けたか、どんな非情なことをされたか、そしてどう乗り越えたか。

不思議と主人公は楽観的にも見えてしまう。
正直だから、バカだから、純粋だからとかを超えたところの、生きることを謳歌している様が、重たい題材の中に軽やかさを生む不思議。

「いつの時代も見るべきものはある」
なかなか言えないよ。あんな眼差しで😢。


人種を巧みに使った物語がまた面白い。
面白いと言っていいのか、その障壁が高いようで低いようで、皮肉めいたとこが、余計戦争の矛盾を感じさせてくれた。



アンソニークインの作品がまた観れる🎶〜なんて気楽に手に取ったが、ほんと参りました。「25時」というタイトルも軽いアクションものかなあとか思っていたらどっこい、、、奥深かった。


はあ〜自分には傑作でした。
寝れないよ、、、(ただいま23時30分、、、)
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