素晴らしい。
淡々と進んで実話にどれくらいの脚色なのかは分からないけど異常な描写は期待してたよりも少なかったけれど、それでも心に残るのは少ないセリフと痛々しいほどのグレーの雪景色と子供達の演技力で、物語を自立させてくれる。
非行に走った子供達故、子供たちが可哀想!!と100%思うような内容ではない。
しかしそんな子供達と矯正させる施設と大人たち、それぞれの葛藤と現実を展開図のように見せてくれる。
要するに映画的ではなく、この作品現実をどう考えていくか。そんな風に問われた気がした。
とはいえ、優等生とやんちゃボーイの友情や、ラストシーンなどは映画的でとてもグッと来る。
ただひとつラストシーンは優等生くんが孤島を通った目的はなんだろう?と分からなかったけど、
物語を完結させ、届けに来た
そんなことも考えたり
ただ通り過ぎた、なら起こしに来た男の芝居の仕方にモヤモヤが残る。
期待を込めて
物語を完結させ追悼しているというオチに私の中でしとこう。