烏丸ルナ

孤島の王の烏丸ルナのネタバレレビュー・内容・結末

孤島の王(2010年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

なるほど「ドラゴンタトゥー」の監督さんか。納得。
大袈裟な誇張もなく淡々と進んでいく物語なんだけど、エーリング、オーラヴ、イーヴァル。それぞれが監獄という「社会」の中の立ち位置を確立していて、分かりやすいです。地味だけど美しくて、静かなメッセージ性のある映画。
最初は異端児エーリングが目立ってたけど、そのうち優等生オーラヴが影響されてきて、終いには二人が主役になっている感じがありました。院長の求める姿を演じるだけだったオーラヴがイーヴァルを助けようと怖がりながらも必死に院長に訴えかけるシーンが印象的でした。イーヴァル…(/_;)
そう言えば今回もそうだし網走流刑地もそうだけど閉鎖された雪の空間ね。常夏の監獄ものって観たことないな。私が知らないだけかも知れないけど…南国だとまた監獄の雰囲気も変わるのかな
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