K

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアのKのレビュー・感想・評価

4.0
笑いに振り切れていないし、愛にも振り切れていない。悪に振り切れてもいないし、希望にも振り切れていない。

悪く言えば曖昧な作品とも言えるのだけど、この憎めないどうしようもなく中途半端な奴らが妙に愛おしい。

『テルマ&ルイーズ』以来の清涼感!潮の香りが残る風と、一握りの寂しさ。あのラストシーンはどうも心地好くてしばらく忘れることはなさそう。
K