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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアのjivのレビュー・感想・評価

4.7
20年ぶりにリバイバル上映で観てきました。やっぱり良い映画はいつ観ても良いですね。
簡単に説明するなら、「海ってのを見た事が無い、もうすぐ死にそうって言われちゃったし、どうせなら死ぬ前見に行こうぜ」って映画です。

約90分と最近の映画と比較すれば短いですが、足りない部分はまったく無くて主人公達の行動、見たいシーンはきちんと描ききっている印象です。
余命宣告されている二人は思い付きで行動しているので、計画性はまったくなく行き当たりばったりなので全て運が味方しています。はっきり言ってご都合主義なんですが、それで良いです。面白いしそうじゃないと話がうまく進まないからね。銃が出てくるし発砲シーンが多い割には誰も被弾してないと思う不思議な映画です。

死ぬ前にやりたい事やっちゃおうぜ、ってのが原動力なので悪さもするし後先考えてなさ過ぎだけど、自分も死期が近いってわかっていればどうなっても良いやって行動しちゃうように思う。そのタイミングで同じような気持ちで行動できる同じ境遇の人間がいたってのは幸せだったんじゃないかな。という感想です。
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