このレビューはネタバレを含みます
「こんな死も良いかもしれない」
2024年、16作品目「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」です。
1999年公開。
監督はトーマス・ヤーン。
脚本はトーマス・ヤーンとティル・シュヴァイガー。
■あらすじ
余命わずかと宣告され、たまたま同室に入院させられたマーチンとルディ。ふたりは死ぬ前に海を見ようと病棟を抜け、ベンツを盗んで人生最後の冒険に旅立つ。ところがその車はギャングのもので大金が積まれ、ふたりはギャングと警察から追われるはめに…。(U-NEXTより引用)
■感想
おすすめしてくださる方が多かった映画の1つ。
なんでもっと早く観なかったんだ!って思うぐらい、良い映画でした。
「天国じゃ、みんなが海の話をするんだぜ」
「天国では皆が話す。海のこと。夕陽のこと。
あのバカでかい火の玉を眺めてるだけで素晴らしい。
海と溶け合うんだ。
ロウソクの光のように一つだけが残る。
心の中にな。」
余命宣告をされた2人の物語。
抗えないのだから何をしたって怖くない。
しかも1人じゃない。
なんと心強いことか。
大半はコミカルですが、ちゃんと死が迫っている。
心がじんわりとする悲しくも温かい物語でした。