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メリーに首ったけのPikKaのレビュー・感想・評価

メリーに首ったけ(1998年製作の映画)
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地味でダサくて友人たちにも名前すら覚えてもらえないようなイケてないテッド(ベン・スティラー)が密かに憧れているのはオシャレで可愛くて明るくて頭も良くてイケてるメリー(キャメロン・ディアズ)。
自分とは正反対の存在感で高嶺の花なメリーから卒業パーティに誘われたことから展開していくラブコメディ。

公開から約20年。
今回久々に観たけれど、
未だに分からないことがある。
それは…
ジッパーにおいなりさん…いや、
マメとソーセージを挟んだときの痛み。
これは殿方特有のものだから経験することは不可能だけれど、のたうちまわって悶絶するほどに想像を絶する痛みは気の毒…
とはいえ。
同性からもネタにされるほど痛さの向こう側にある滑稽さも伝わってくるから可笑しい。
テッド特製ソーセージサンド(豆トッピング)が出来上がる場面は今回もやっぱり面白かった。

犬パフィの活躍っぷりも最高で
私はパフィに首ったけ♪

消息不明のメリーを捜し出そうという中で出会う登場人物たちも皆個性的かつ主張しまくっていて最高!
メリーをめぐって胡散臭さフルスロットルな男たちの争奪戦に笑ってしまう。

メリーをモノにしようと狙う探偵がテッドにメリーの今の姿についてハッタリかます場面。
信じられないというテッドに対してのセリフ、

「あんただって13年の間に
変わったはずだぜ」

ズキュン!
容赦なくグサッと撃ち抜かれる。
13年前からしたら私の姿も……
ああ無情(痩せなきゃ

知らず知らずのうちに
皆を首ったけにさせる魅力のメリー。
だけど次第に我や欲を抑えきれなくなる皆の姿を見てテッドが言う、
「だれも君を本当には愛してない
君に夢中になってるだけだ
でも それは本当の愛じゃない
ノボせているだけ」
っていうセリフが的確すぎて。

ソフトの特典映像でマメとソーセージのジッパー縛りをバカ真面目に解説する専門家の姿もシュールながら最高!
殿方ならばわりとよくあるチン…いや、
珍ハプニングなのね。

ジッパー製造社様、
早急に

   \ ジッパーに安全装置を! /
PikKa

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