みおこし

ラスベガス万才のみおこしのレビュー・感想・評価

ラスベガス万才(1963年製作の映画)
3.8
一時期たくさん作られたエルヴィス・プレスリー主演の、いわゆるアイドル映画。と思いきや、私が大好きな『バイ・バイ・バーディー』の監督ジョージ・シドニーと主演のアン・マーグレットが本作でも登板ということで、ミュージカル・シーンが本格的でとっても楽しめました!!

自動車レーサーのラッキーは、自分の車のエンジンを買うべく資金が必要になり、ラスベガスに単身乗り込む。しかし、現地の美女ラスティに一目惚れし、どうにか彼女を振り向かせようと必死になるが...。

全盛期のプレスリー、やっぱり今観ても本当に素敵...!なんとも言えない色気と、あの独特の歌い方がたまらないですね。本作ではガッツリ演技も披露し、さらには歌唱シーンも満載でファンは必見の作品。主題歌でもある'Viva Las Vegas'は今となっては'A Little Less Conversation'と並んでラスベガスのイメージを象徴する一曲ですが、改めて映画と相まって聴くと素晴らしい!黒スーツに赤シャツという、ゴージャスすぎる出で立ちでプレスリーが歌い上げるシーンが個人的お気に入り。

当時世界中の女子から嫉妬されたであろうヒロインのアン・マーグレット。本作での若干主張が激しすぎるダンスはさておき...(笑)やっぱり本当に可愛い...!お顔もスタイルも歌声も抜群に美しいし、何より健康的なセクシーさが嫌味がなくてすっかり大ファンになりました。プレスリーと二人で踊るシーンもとにかく楽しそうで、嫉妬どころかあまりのお似合いぶりにため息が出そうでした。

プールサイドで原色の水着ではしゃぎ回る女の子たち、レトロな自動車、カジノをモチーフにしたダンスフロア、どこまでもストレートなストーリー(笑)。どれをとってもとにかく明るくて、『ヘアスプレー』『グリース』がお好きな方はきっとツボなミュージカルだと思います。60年代、本当に何もかもが素敵!!
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