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牝犬のsukeのレビュー・感想・評価

牝犬(1931年製作の映画)
4.0
窓の外から覗き込むような、窓枠越しの視点が時々挟まるのが印象的だった。急にひいた、第三者的な視線になることで、キショおじの悲劇を冷静にみられる感じ。
そういう視線の主観や客観的なポジションのことを考えていると、裁判や陪審員が出てきたり、人形劇のフレームが出てきたり、登場人物が自らを描いた自画像が出てきたりと、終始、見つめる目線の主体によって物事をどう捉えるかということを意識した映画なのかと思わされた。
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