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ショー・ミー・ラヴのsonozyのレビュー・感想・評価

ショー・ミー・ラヴ(1998年製作の映画)
3.5
スウェーデンの小さな田舎町オモール(Åmål)の同じ学校に通う、レズビアンに目覚めた2人の少女の物語。

優しい両親と弟と暮らす16歳になるアグネス(ジャケ写左)は、部屋でパソコンに「エリンは私に恋をする/私はエリンを愛してる!」と打ち込んでる。
おとなしいタイプで学校では嫌がらせを受けたりも。

一方、父は不在で母と姉イェシカ(16歳)と暮らすエリン(14歳/ジャケ写右)は姉にココアを飲まれたと大喧嘩。キャミソールで谷間チラつかせてるヤンキーテイストの女子。
原題『Fucking Åmål(クソ田舎町オモール)』のダサさに苛立ってる。

アグネスは乗り気じゃないが、両親に誕生会で家に友達を呼びなさいと言われ何人か誘う。
当日、車椅子に乗る女子一人が来て香水のプレゼントも貰うが、そもそも友達も少なくやりたくもなかった誕生会に苛立つアグネスは彼女に罵声を浴びせ追い返してしまう。
その後、エリンとイェシカがやって来て、アグネスがトイレにいる間、アグネスの部屋に閉じこもりワインを愉しむ。
イェシカにアグネスはレズよと言われ、エリンはじゃ私もレズになるわとアグネスを部屋に呼び入れ突然キスしちゃう。

エリンLoveだったアグネスだが唐突な事で呆然となり、エリンも勢いでしてしまった事を後悔して出て行き、姉の仲間が集まるパーティーに向かいワインをガブ飲み。
エリンを狙うヨハン(17歳)が介抱しつつ告白するがその気のないエリンは再びアグネスの家に向かう。その頃、部屋に籠もるアグネスは・・・

スウェーデンは14歳や16歳で酒(ワイン)飲み散らかしちゃってOKなのか?など諸々心配になる要素ありますが(笑;)、危ういレズビアンな感情に揺れる2人、ラストはハッピーエンディング。

(余談)日本でも2003年頃人気だったロシアのポップデュオ「t.A.T.u.(タトゥー)」は本作にインスパイアされて誕生したとか。
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