きのぴ

黒いオルフェのきのぴのレビュー・感想・評価

黒いオルフェ(1959年製作の映画)
3.7
全体的な作品の雰囲気がとても好き。サンバを目前にお祭りムードのリオデジャネイロ、そこに不穏な空気を漂わせる死神。死神とはいえ神聖な雰囲気はなく、俗世っぽくて生物的な印象を受けた。確かに言われてみればギリシャ神話の悲劇って感じがする。
一連の悲劇的な事件が続いた後のラストシーンが少年たちの踊りっていうのがまたなんとも言えない後味。変な映画だけど嫌いじゃない。
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