このレビューはネタバレを含みます
白血病の姉ケイトを救うため作られた妹のアナ。ドナーとしてたくさん手術してきたが11歳のアナは腎臓の提供を拒否し両親を訴える。
それぞれの視点で描かれる死との向き合い方。子供を産んでから見ると、ただただ自分の子供が健康に元気で生きていけますようにと願いながら見てしまう。
ケイトが治療中に会ったテイラーとデートをしてる時の生き生きした音楽と描写が印象的。
ビーチに行きたいと言ったケイトを連れて家族みんなでビーチに行った時のケイトの家族を見つめる表情・家族それぞれの気持ち。悲しくて美しくて涙が出た。
アナが臓器提供を拒んだのは、ケイトを死なせてあげる為。ケイトが望んだことだった。
ケイトは最期に母サラと話し、作ったケイトの全てが詰まっているアルバムを渡した。サラは泣き崩れ自分の使命から解放されたように思えた。その日ケイトは息を引き取った。
サラは嫌なお母さんだなとずっと思ったけど、ケイトを愛しすぎて諦めない母親を貫き通すしかなかったんだろう。アナが可哀想すぎて私には理解できないけど。でも出来ることならなんでもしてあげたいって気持ちはわかる。
ケイトとケイトの家族のそれぞれの愛の形。家族を思う気持ちに感動した。