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ふたりにクギづけのMoetのレビュー・感想・評価

ふたりにクギづけ(2003年製作の映画)
5.0
もともと好きな映画ではあったが、久々に観たら本当に良すぎて、笑いながらちょっと泣いてた。
チャーミングでかわいらしいボブとウォルトにクギづけになっちゃう。しかもスポーツ万能で仕事もできる!なんて完璧なんだろう!じゃれあったり喧嘩したり、文字通りに隠し事なく、32年ぴったり寄り添いあってきた空気感、観ていてとても心地よい。わたし、「メリーに首ったけ」で、ベン・スティラーが号泣するシーン、何回観ても必ず一緒に泣いてしまうのだけど、本作でも像に寄りかかるグレッグ・キニアと一緒に泣いちゃうんです。

ファレリー兄弟の作品ってとにかく愛おしいよ、多分それは彼らが愛情いっぱいに映画を撮っているからなんだろうな。日常にはありとあらゆる人間が生きているけど、それを当たり前に映画に落とし込めるひとって実はあまりいなくて、でもファレリー兄弟はそれを普通にできる。しかもとびきり楽しく親しみやすい表現で。そういうことができる監督ってあんまりいないんだよ。
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