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愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像の666のレビュー・感想・評価

4.0
画家フランシスベーコンと偶然泥棒に入ったきっかけで恋人になるジョージ(若いダニエルクレイグ)、
ベーコンを愛するも上流階級の人達に合わない事でお酒や薬に走り、破滅していく2人の愛の話。

実在の芸術家映画ではかなり好きな映画。
映像や構図、ベーコンの絵を感じさせるような撮り方や音の使い方、ベーコンの内面、ジョージの内面の表現が絵画的で、具体的なベーコン絵画を使うので無く、ベーコン絵画の印象を感じさせるのが本当に魅力。

ゲイ映画も好きなのだけど、ゲイ映画としても個人的には上位。
ジョージがウブな乙女にしか見えません。
この気持ち分かっちゃうし、可哀想だし、、。

公開当時映画館で観た時は、何だこの雰囲気ありまくり暗め美青年‼︎と興奮した彼がジェームスボンドになるなんて1ミリも思わない。
ダニエルクレイグはこういう暗い雰囲気が個人的には好きだけど、もうこのダニエルクレイグはいない。
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