ふんだんに盛り込まれたベーコン的表現の映像化。必ずしも成功しているとは思わないものの面白い。印象に残ったのはカンバスからの視点や、事故のシーンだったりするけど。オデッサの階段でテンション上がってしまうとこもなかなか。
そっくりなベーコン、今のイケイケなイメージとは違うダニエル・クレイグ、存在感を発揮しないティルダ・スウィントン
起承転結やストーリーへの情熱の薄さ、空虚、それすらもベーコンなのか?わからんけど。
メロディックなものだけでなく抽象度の高いスコアも提供していて、さりげなく活き活きしている坂本龍一。無限下降音はかなりベタでも。時期的にはエレクトロニカ前夜くらいか。表題曲が好き。