不安、恐怖、孤独を与えるフランシス・ベーコンの絵画。あの歪んだ世界を再現したような映像が差し込まれる。不穏な音楽は坂本龍一によるもの。
フランシス・ベーコンが55歳の時に出会った恋人ジョージ・ダイアーとの日々を描く。ダイアーがパリでの展覧会の開催日にクスリによって最期を遂げるというショッキングなエピソード。ベーコンというよりは、精神的に追い込まれていくダイアーを描いた映画だった。
ダニエル・クレイグがダイアー役。若くて、知性や繊細さがだだ漏れしてる。カッコいい人だなぁと初めて思いました。oo7のクレイグはそんなに興味がなかったので。デレク・ジャコブがベーコンにそっくりで驚きました。アトリエもきちんと再現してます。ベーコンの絵が出て来ないのが残念。
「唯一確実なことは
全ては朽ち果て滅びていく」
✴︎キリ番666ゲット