ぬーたん

ライフ・オブ・デビッド・ゲイルのぬーたんのレビュー・感想・評価

3.5
この映画は高評価は分かっていたが今まで観る機会がなかった。観る気が起きなかったのは死刑制度というあまり好きでないテーマだからかな。18年前だから俳優も若い。そして何と言っても今は観れなくなったケヴィン・スペーシーが主役。死刑囚役だが、もしかして冤罪?というスタートは、善人やら悪人やらよう分からん!『ユージュアル・サスペクツ』と似てるような気もする。まあ、『セブン』にしても『ハウス・オブ・カード』の副大統領役にしても、ケヴィスぺが演じたら、即怪しい!サイコパス!ってなるし、実際にそうなるっていうお約束があるからね。今作でも裏があるって思うし、あの表情に秘めた謎を早い段階から探ってしまうのだ。
インタビュアー役はケイト・ウィンスレット。まだ20代だった頃。『タイタニック』から6年経っているが既に出産もしている。勿論、ボンキュッボンのポッチャリ体型で車から飛び出して思いっきり走る最初のシーンからして、重そう!ドスドスって感じで、相棒はほっそりだから替われば良かったんじゃね?まあ、でも綺麗だしこの若さで演技も真に迫ってた。
その相棒はガブリエル・マン。誰~?全く観たことないような?
被害者の女性にローラ・リニー。こちらは良く観る女優なんだけど何に出てたか答えられん。ベッドシーンにヌードと体当たり演技は女優魂感じた。エクボがチャーミングでスタイル良い。
131分と長尺ながら、1日目~4日目と章のように区切られているし、スピード感ある展開なんで引き付けられる。飽きないし、先を観ずにはいられない。
アメリカの死刑制度は日本と大きく異なる。アメリカという国は州によって司法制度も異なり、死刑執行する州が多いが、しない州もかなりある。死刑のある州でも殆ど執行されない州もある。そういう中での死刑制度への反対は何に向けてになるんだろう?州か国か?そしてそこまでして反対するのは冤罪を防ぐためか人権を守るためなのか?その理由はともかく身内に死刑囚でも居ない限り、この活動に人生や命を懸けるという行為がどうも最後までしっくり来ないのだ。
それにしても、ケヴィスぺ、出て来ただけで、1から9くらいまで怪しいと思わせるこの怪優が、今はスクリーンで観れないとは、残念過ぎる。こういう俳優が100パー善良なお爺ちゃんでも演じたら凄く面白いと思うんだけどなあ…。
『ユージュアル~』もそれほど好きでなかったし、今作も途中でだいたい予想つくし後味はあまり‥なんで、まあ面白くはあるけど、評価はこんなもんかな。
今は亡き(あ、生きてるけどね)ケヴィスぺをじっくり楽しんで観たい方にはオススメの映画。

※おやつは紗々。何か急に食べたくなってネットスーパーで頼んじゃった。久々のパリパリチョコが美味しかった。アップルティーと。
※夕飯は、エビチリソース。今回は新しい試みで卵炒飯(ご飯全体が黄色くなるパラパラのやつ)にカレーのように同じ皿に盛ってみた。しかっし!別皿の方がいいと言われたし白飯の方がいいと言われたし😅サラダは春雨とキュウリとハム。ワカメスープ。
ぬーたん

ぬーたん