nagaoKAshunPEi

マッドマックス/サンダードームのnagaoKAshunPEiのレビュー・感想・評価

4.0
三部作観て思ったのは、「マックス、全くマッドじゃねぇ」ってことです。
荒廃した世界のなかで、彼ほど芯の通った骨太な男はいなかったです。
で、madについて、調べたところ、「狂った」とかの意味のほかに「無謀な」などの意味があるようで。
なるほど、それなら合点がつく。
ほぼ手ぶらで単身敵に突っ込んでいくマックスほど無謀なやつもあの世界にはいなかった。
最高です、マッドマックス。

で、3作目。
2作目まであった、荒野でハチャメチャなカーチェイスが、前半部分は皆無。
むしろラスト20分まで出てこねえ!
しかも、フライングヨガみたいな宙にふわふわぶら下がるもの凄いマヌケなデスマッチしてるし。
これらも含めてマッド、マックスな感じでした。

そして、前半ぐだぐだやりまくってフラストレーション溜まりまくりのなか、ようやく観れるぜ!満を持してのカーチェイス!(これも一種のカタルシスなのでしょう。)
かと、思いきや、マックスたちが乗ってるの車じゃなくて、汽車!
とんでも映画です、サンダードーム。

でも好きでした、サンダードーム。製作者の限りなくマッドな感じが。

怒りのデスロードに向けての予習完了。
楽しみすぎる。
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