Scratchy

逃亡地帯のScratchyのレビュー・感想・評価

逃亡地帯(1966年製作の映画)
4.0
タフガイ気取りの三人組が酔っ払いはじめてからが本番。デュヴァルの目立たない小市民像やミリアムホプキンスの狂気的な母親、ヘンリーハルの不吉な傍観者など注目すべきやつら多すぎて観てるこっちが勝手に散漫になる。上流は自分の身内に火の粉が降りかからない限りは首を突っ込まないし、まだまだわたしたちだってと横目で若者を羨みながら色欲とヤンチャを酔いに任せてってか酔ってなくても発揮する中流、ことを大きくするだけの非行グループってそれぞれの階級パーティおもしろい。このあと俺たちに明日はないを撮るアーサーペンの嗅覚。
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