他の人のレビューを見てると、構図や撮影に関する技術面?の評価が多い。
そんな作品を見た感想は、淡々としてるというか、なんて大したことが起こるでもない。でと間違いなく時間は経っていく。人の人生みたい…
【1966年キネマ旬報外国映画ベストテン 第1位】
インドのサタジット・レイ監督の「大地のうた」三部作の一作目。カンヌ映画祭ではヒューマン・ドキュメント賞を受賞した。
素晴らしい。サタジット・レイ…
貧乏な一家に生まれた少年オプーが体験する大きな悲しみ。殆ど外に住んでいるような簡素な家、いつもお腹を空かせた兄妹。おばあちゃんと姉の二つの死が物語の大きな動きであるが、登場人物たちは淡々としている。…
>>続きを読むインドがどのような国なのか知る由もなかった当時の人々が、いきなりこれを見せられた時に受けた衝撃は現代を生きる私の想像をはるかに凌ぐだろう。
そこには、確かにネオレアリズモとよく似た貧しさ故の痛々し…