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激突!のxavierのレビュー・感想・評価

激突!(1971年製作の映画)
3.8
暴力的な運転は恐怖でしかないよなぁ…
トラベリングセールスマンのデイヴィッドマンは商談の為に車でカリフォルニアに向かう途中、荒野のハイウェイデ低速走行する1台の大型トラックを追い越す。しかしその直後からトラックがデイヴィッドの車を追いかけ回して来るようになり…
ストーリーはこんな感じ。
監督はスティーブン・スピルバーグ!
テレビ映画として作られた作品で、その出来が評判を呼びスピルバーグの名が世界に知られる切っ掛けともなった作品。
アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭の第1回グランプリ作品でもある。

ガレージから道路に出てくるシーンから始まる。最初の方はドライバー目線の映像で自分があたかも運転しているような気分になった。それが一転するのがトラックを追い抜いてから。その後、また抜き返されるんだけどデイヴィッドはまた抜き返す。
その時の運転がねぇ…
あんな運転、煽ってると言われてもしょうがない様な…
まぁ、カチーンとくるのも解るけど踏切のシーンなんか度が過ぎてるしね。ありゃ、怖いよね。ジリジリと少しずつ前に進むんだから、一歩早ければ死んでいたかもしれないしね…
そんなカーチェイスが続き、やっと行ってくれたと思いホッとしてたら店の前にあのトラックが止まってるんだから、怖いよね
底しれぬ恐怖に執拗なまでに、しつこいもんなぁ…
ありゃ、店にトラックの運転手がいるかと思うと恐怖のあまり誰もが怪しく見えてしまうのはしょうがない。でも、そこで警察に電話しちゃえば、ハッキリしたのになぁ
そこは浅はかというかバカというかダメだったな、デイヴィッドは。

それにしてもトラックの運転手はイカれてるよね。先に行ってホッとしてたらトラックを止めて待ってるし、逆にかなり離したなぁって思ってたら150キロ以上の猛スピードで追っかけてくるんだから、ハラハラ&ヒリヒリ感が止まらんよね。
ただ個人的に残念だったのはラストの展開
まぁ、あれしか無いとスピルバーグは思ったんだろうけど、そこまでの展開からするとギャップが大きいような…
そこは残念だったかな…
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