このレビューはネタバレを含みます
"早春"(1970)"
『死ぬほどの恋に落ちたんだ』
と掲げられている
15歳のマイクが年上のスーザンに対する想いを描いていく映画
日本では去年まで全くパッケージ化されず、リバイバル上映もなかった
自ずと期待度は高まってしまう
最初はマイクの淡い想いや期待感から素敵な感じの恋愛劇になるのかと思いきや
そんなのとんでもなかった!
スーザンの奔放な性生活を知るうちマイクの態度は急変
ストリッパーの看板がスーザンに似てるという妄想はヒドいし
車はパンクさせるわ
自転車で後つけるわ
日本だったらもはやストーカー規制法に抵触レベル
ただスーザンもちょっと細かい色仕掛けがマイクに過ぎるような気も…
青春映画の傑作!
とか言われてる作品で
当時の文化背景を知らず
コレは傑作なのかとは考えてしまう
ただ色味やロケの美術的な要素は絶妙でこの部分は確実に推せる
一方でラストはアレでよかったのか、、
寂しさ・悲しさが通りすぎてしまうノスタルジックな雰囲気
古さを感じさせない
ポップアートの様相も含んだ青春の痛みと表現できる
ラストシーンは必見