あきしげ

ゴーレムのあきしげのレビュー・感想・評価

ゴーレム(2006年製作の映画)
1.0
目立ちたがり屋の監督と最悪のオチに乾杯。

良かった点。

・単純なストーリー

悪かった点。

・ゴーレムのCGが三流
・登場人物がムダに多い
・個別の描写がほぼない
・監督の職権乱用が発動

本作は観る価値のないゴミ映画です。
ネタにできるレベルではありません。
それほど本作はヒドイ内容なのです。

大前提となるゴーレムのCG。
本当にやる気があるのか疑う。
パターン数が少ない動きです。
アニメにした方がマシである。
それほどCGがヤバイのです。

登場人物は仲間内で8人。
ハッキリ言って多いです。
別に半分でも問題はない。

そもそも個別の描写がないのです。
ムリヤリ七つの大罪に当てはめる。

傲慢、色欲、嫉妬、憤怒、怠惰、強欲、恐怖。
お気づきになるが最後の「恐怖」は違います。
本来は「暴食」だが「恐怖」に代わっている。
しかも、主人公に用意された「恐怖」である。
明らかに一人だけおかしな大罪になっている。
何より8人いるのに一人だけ大罪がないです。
その理由は監督、脚本、製作、出演の権力者。
いわゆる職権乱用で自分だけいい人を演じる。

本作は完全に監督のオモチャです。
敢えて主人公をやらない嫌らしさ。
それがにじみ出ている感じでした。

不自然な顔のアップや妙な冷静さの演出。
何より若者の中にオッサンが一人という。

ストーリーは単純に砂漠の悪魔に襲われるバカ者。
それ以外の盛り上がるポイントは特にない手抜き。
そりゃ、途中で何度も寝そうになるような平坦さ。

最後に用意される最悪のオチ。
監督は何を目指していたのか。
まったく伝わってこない作品。
単純に目立ちたかっただけか。

ネタにできる面白さもないゴミみたいな映画。
本作は本当に観る価値がない作品だと言える。
あきしげ

あきしげ