Hideko

夏物語のHidekoのレビュー・感想・評価

夏物語(1996年製作の映画)
4.0
原題: Conte d'été
英題: A Summer's Tale

メルヴィル・プポー、若い!大好きなんだけど、本作ではヒョロっとして頼りなげで、まだ男性的魅力が感じられないなぁ。まあ、それはそれで若き頃の彼を見れたことで良しとしましょうか。

『海辺のポーリーヌ』のアマンダ・ラングレが健康的で可憐な姿そのままに、成長した姿を見せてくれたことも嬉しい限り。

ブルターニュの夏の海岸で、3人の女性の狭間で揺れるガスパール(メルヴィル・プポー)登場人物のファッションがトリコロール🇫🇷に彩られているのが観ていて心地よかった。ブルターニュはフランスの北西部に位置し、夏でも涼しい地域なので、行く人の服はスーツを着込んでいたり、ビキニ👙で日光浴を楽しんでいたり…と本当に時や人によって様々。朝晩は結構冷え込むので特に女性がサラッと上着を羽織ったりする様がなんだか可愛かったし夏は一日中蒸し暑い日本からすると羨ましい‼️と夏が大嫌いな私はそこが気になりまくってました😂

3人の女性たち、それぞれ全然違うタイプだけれど、やはり監督が一番肩入れしていたのはマルゴ(アマンダ・ラングレ)でしょうか。彼女の服がもう、可愛くて…😍またファッションの話で恐縮ですが、なんでもないワンピースやミニスカートなのに、その襟ぐりや袖、スカート丈や全体のシルエットなど計算し尽くされていて、流石フランス。昔から今でも変わらないです。

それにしても女性たちの行動の気まぐれなこと!でも、それを軽く受け流してしまうガスパール。揉め事の元になりそうなシーンも結構あったものの、大事には至らず。

海辺を散歩しながら会話するだけで楽しいなんて、なんて素敵なんだろう🏖会話の内容も何でもないようでいながら、突然深まったりで全く飽きさせないものでした😊
Hideko

Hideko