那須妙子

夏物語の那須妙子のネタバレレビュー・内容・結末

夏物語(1996年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

始まった瞬間
「Oliveだ!!!!!!」
となり、ロメールやらなんやらではない熱いパッションが噴き出してきた。目の前のストーリー追うのとあのとき見たファッションが思い出されて大忙しだった。

1番有名であろう、海で並んでいるシーンは何度も見ていて、なんならあの赤い水着そっくりなのがドゥファミリィで売ってた。初見とは思えない、見る前から身体の一部なんなんだこれ。

〜おっと、話逸れまくり〜

ちょうどガスパールの夏やすみと同じタイミングで鑑賞。作品もタイミングも何もかも最高。
こういう、ここで巡り合った面子と付かず離れずの経験、は楽しいんだよね。恋は無くていい、あの感じ。
また味わいたいけど無理…と思っていたところ、映画で体験。ありがたい。

女の子たちが自分の意見ややりたいことを通していくところは、鼻につくと思ったけど、あ、自分と同じだからかと思い直す。みんな、もっと言いたいこと言おう。
レナの「あたしが1番優秀なのに‼︎」んとこ、才媛の方に見てほしい。ロメール爺さんて良いやつだな、って思えるよ。
どの女の子も断り方が参考になる。

脚本が本当に上手くて、おしゃべりしてるだけとも言えるのに目が離せない。島の風景が素敵でもあるんだけど。サクサク進むのも、夏休み絵日記みたいでいい。俺はマルゴと島に行く(おいまたかよ…)の逆光で撮ってるとこ美しかったなぁ。最初に戻ったみたいな感じで。
みんな同じ日に島?!のラストも。

マルゴを残してさ、次なんてないよ。

帰り道、
「あたしがオアシス歌ってるとき、ちょっと年上のお姉さんたちは海賊の娘を歌ってたのかな」とぼんやり思う。
ガスパールの部屋、オアシスの1stのポスターだったよね。

グローバル化されるギリギリ前の海岸。
金になる場所は全部リゾート開発されてるだろうから、ここはもうないんだろうなぁ。

まだ夏を楽しめそうなので、とりあえずプチバトーのTシャツ買って海に行こう🏖
那須妙子

那須妙子