ちゃーりー

夏物語のちゃーりーのレビュー・感想・評価

夏物語(1996年製作の映画)
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行く?行かない?の質問にも答えられず、選ばないままどうにかならないかな〜 選べないまま相手がどうにかしてくれる偶然を待つことが、3つ目の選択肢になってたりする夏のバカンス。

突然のキスも可愛くかわしちゃう、晴れ晴れしさ100%のマルゴ〜〜〜🌊💖
マルゴは天才的にモテる女だった!
Margotという名前がもうかわいい。いつ目が合ってもにこにこ笑顔で太陽みたいなのに、相手を不本意に持ち上げたりせず、あくまで自分の意見はきちんと伝える落ち着きあるマルゴ。
ネガティヴが止まらないガスパールに、“自己批判は終わった?傲慢さの裏返しね” とピシャリと言い放つ場面もかっこいい。
ヘルシーな赤のビキニスタイルから、シースルーの白シャツを羽織って、スカートがわりに布をさらっと巻きつけて、一気に街中スタイルに変身する瞬間がかっわいい!
マルゴがバイトしている叔母さんのクレープ屋さんの店名が「月明かり」なことにときめき、民俗学を専攻していることにもときめく。
ポーリーヌのときも魅力的だったけれど、マルゴのときのアマンダラングレが、眩しすぎるほどキュートでした。

嫌なことは嫌!と率直に口にして、自分の好きなタイミングで偶然を引き起こしていくソレーヌ、レナ、マルゴ。
それに比べて、言ってることとやってることがあまりにも違うガスパールが、偶然に逃げこむラッキーなラストシーンは、とっても人間らしくて笑っちゃいます。

偶然の出会いが次の日の約束になっていく、それくらいしか結局のところ何も起きていなかったようなひと夏の思い出。
“偶然が習慣になる”

今年24作品目
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