このレビューはネタバレを含みます
四季の物語は春、冬と去年ヒューマントラストで見て三作目。
主人公の言動に一番もやもやした気がする。
いわゆるラブストーリーかと思って見始めたが、さすがロメール。普通なら安易にキスをしてしまう距離感でも、会話の間でもなぜか言い合いになってしまったりする。見る側は安易な展開を想像してしまうので、焦らされるかんじ。
そして、インテリで作曲もできてそこそこかっこいい主人公だが、女の子に弄ばれて三兎を追うことに。結末も相まって、夏の甘酸っぱさがあった。
あとは同じロケーションなのに、女の子によって景色が変わるのが良かった。風景が女の子のイメージを助長し、それぞれのサブキャラクターの動向も頭をよぎる。